"渡邊:鈴木敏夫さんが『風の谷のナウシカ』のプロデューサーをやるにあたって、高畑勲さんに「プロデューサーの仕事ってなんなんですか?」って聞いたら、「どんなときでも監督の味方をすることです」と言われたそうな..."
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- なぜ東博なのか? 細田守『時をかける少女』を今上映する理由 - 映画インタビュー : CINRA.NET (via katoyuu)
via Tumblr http://ift.tt/1AGtKS5 September 13, 2014 at 12:07AM
渡邊:鈴木敏夫さんが『風の谷のナウシカ』のプロデューサーをやるにあたって、高畑勲さんに「プロデューサーの仕事ってなんなんですか?」って聞いたら、「どんなときでも監督の味方をすることです」と言われたそうなんです。私もそう思っています。作品の可能性や魅力を信じて、とことん監督に寄り添ってサポートする。例えば制作費が足りなくなったら、どうやって増やせばいいか考える。でも、むやみに増やしてしまっても作品が潰れてしまうでしょう。そういったときに、適正な予算で作るためにはどうすべきかを監督と話し合うとか。
―制作費が増えて作品が潰れるというのは、出資者が増えることで作品への介入が増える危険があるからですか?
渡邊:いや、簡単に言うとハードルが上がってしまうんですよ。お金をかければ良いものができると考えてしまいがちだけれど、制作費が上がれば目標とする興行収入も上がっていきますよね。例えば20万人動員できれば黒字になるはずだった作品が、100万人動員しないといけないとなったら、客層を大幅に広げないといけなくなる。当初はマニアックな映画ファン向けでOKだったはずの作品が、家族連れでもカップルでも楽しむことのできる射程を持たなければいけなくなってしまう。アニメーションの制作には100人以上、時には1,000人以上が関わりますし、それぞれに家族がいるでしょう。その人たち一人ひとりの生活がかかっているわけですから、絶対に成功させないといけないんです。
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